プラベース・自転車サドルの皮革貼り

久しぶりのブログ更新です。昨年12月に痛めた左肩の具合もまあまあ落ち着いてきたかな、という感じです。
私が今回ご紹介するのは、チネリ、ウニカに代表されるプラスチックベースのサドルに皮革を貼るという作業です。皮革なしのプラスチックサドルを皮革を貼ったものにするか、パッドなしの皮革貼りのサドルの皮革の貼り替え、という場合が考えられます。パッド入りサドルの皮革の貼り替えの参考にもなるかもしれません。
実際にこの作業で使用したサドルはチネリの55番(Cinelli Unicanitor Mod. 55)です。幅が広がらないように中央部で針金で絞っているという改造を加えています。一度皮革を貼っていましたが、転倒により皮革が切れてしまったので貼り替えるものです。サドルの表面がサンドペーパーで荒らされています。このほうが接着剤の付きがいいと思います。
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貼り替えに用いる皮革は、牛革でもそのほかバッファローでもいいと思いますが、今回は牛革です。厚さは0.8~1.0mm程度が貼りやすいのではないかと思います。まず型紙を用意しました。サドルの鼻先になる部分はミシンで縫って立体的にします。
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今回は、型紙通りに皮革を切り鼻先をミシンで縫って立体的にしたものを用意してありましたので、これをサドルに貼っていきます。
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貼り方のポイントとしては、皮革を横方向に引っ張って貼っていくので、サドルの背の部分と、サドルの裏の皮革がまわるところを中心に接着剤を付けていくということです。今回は「ハイラバー」という皮革用の接着剤を使用します。
一般的にはボンドG17が入手しやすいかと思いますが、少し塗るときの伸びが悪い感じがするので、できれば溶剤で少し薄めてみるといいかもしれません。要は使う接着剤は、ゴムや皮革用の両面塗りのタイプのものです。
この写真はサドルの背の部分にヘラで接着剤を塗りましたが、指を使って均一に薄く延ばすほうが仕上がりがきれいになるかと思います。
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皮革のほうは裏側にスプレーのりを塗布しました。ハイラバーのような接着剤を全面に薄く塗ってもいいかと思います。
それでは皮革を貼っていきます。鼻先部分の位置を決め、後ろ側は中心位置を合わせて貼ります。前後方向にはあまり強く引っ張らず、皮革のしわは横方向(左右方向)に引っ張って取るイメージで行きましょう。
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位置決めしたら左右方向を中心に引っ張りながら、のりしろを裏にまわしながらおおまかに貼っていきます。
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ここからは修正作業です。裏側にまわした皮革を均等のしわになるように修正します。うまくいってない部分を一度はがし、サドル側と皮革側の両面にもう一度ハイラバーを塗り、今度はていねいに細かくしわを入れて貼っていきます。親指の爪で押していく感じで。
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そうしたらプラスチックハンマーなどで軽くたたいてなじませます。
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鼻先の裏の部分は目打ちなどを使ってしわが均等になるよう修正します。
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鼻先の表の部分もプラスチックハンマーでたたいてなじませます。
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表側の皮革もしわなく貼れて、裏側のしわも均等になったら、裏側の余分な皮革をカッターで取り除きます。
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細かいところにさらに修正を加えます。
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これでだいたい貼りあがり。
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はみ出した接着剤を溶剤で取り除きます。
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仕上げにラナパーの試供品があったので、それを塗りました。
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いかがでしょうか。

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