ハンドメイドとハンドクラフト

最近は「手づくり」とか「手仕事」という言葉を雑誌や書籍でよく目にするようになりました。
ハンドメイドやハンドクラフトといったもののなかで、特に日本の伝統的なもの、その土地の自然や歴史に根付くもの、あるいはそれの精神を受け継ぐようなものに対し、注目が集まっているようです。自然な素材を用いて機械をなるべく使わずに生活に密着したものをつくる、そういう文化が見直されているのでしょう。

ここで、ハンドメイド(handmade)とかハンドクラフト(handcraftあるいはhandicraft)というときには、どこまで道具を使うことが許されるのでしょうか。
ちょっと視点を変えて、「手打ちそば」の店を考えてみたいと思います。ある店では玄そばを仕入れて、店内で石臼引きで粉にして、人の手でこねて、伸して、切っているところもあるだろうし、他の店では製粉所から粉を仕入れて、機械でこねて、そのあと人の手で伸して切っているかも知れません。材料の仕入れと工程には同じ「手打ちそば」といっても違いがあります。
また、人間の労働ということから見れば、戸建ての住宅を建てることだって十分にハンドメイドと言えるかもしれませんし、鉄筋コンクリートの建物の工程でも鉄筋工で鉄筋を鉄線で縛っていくなんていうのはかなり「手仕事」だと思うのですが…。
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この問題は、おそらく以前から議論されているものだと思いますが、私としてははっきり決着していません。
ただ、「機械」を手づくりの対極に置くという考えではこの問題は解決しないと思います。機械をいかに人の手の延長として使いこなすのか、機械を通しても人の意図を伝えることができるのか、そのほうが大事だからです。
そういう意味でまだ足踏みミシンを使っているのですが…。



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